いかがお過ごしでしょうか
禁欲を始める人、あるいは既に始めている人にとって最大の問題は、自分の性欲をいかにコントロールするかという点です．
しかし、ある程度禁欲に慣れてくると、性欲よりも別の問題が浮かび上がってくるように感じます．
それがなにかというと、不安感や恐怖感、あるいは焦燥感といったものです．
一見関わりがなさそうに見えますが、意外と禁欲が継続できるかどうかは、これらの根源的な感情に対処できるかどうかにかかっていると、個人的な経験から思っています．
どういうことかといいますと、オナ禁をはじめて一週間や二週間といった短期では性欲の（あるいはポルノ依存の離脱症状としての）ムラムラを抑えることに必死になるわけですが、ある程度過ぎると、形を変えて性欲がやってくるのです．
例えば、「このまま禁欲していると勃たなくなるのではないか」であったり、「前立腺の病気になるんじゃなかろうか」、「無精子症になるかもしれない」、「このまま続けても大丈夫だろうか」といったような考えが、皆さんも一度は頭をよぎることがあるのではないでしょうか．
そういう思考に囚われると、リセットまで一直線になります．
また、そのような内容を禁欲のデメリットとして挙げているブログもたまに見かけます．
全くないとは言いませんが、これらの心配事の9割は杞憂であると思います．
実際私が禁欲を半年で一旦打ち切ったのも、このような考えが頭を何度も過ったからというのも一因として存在します．
しかし、実際はそんなこともなく、結果として、そんな不安を抱くこと自体全くの無駄でした．
ですので、長期で禁欲するときにも、それほど不安や恐怖を持たなくても良いのではないかと思うのです．
10年や20年のスパンでやるなら別ですが、モテることを目指して禁欲する場合、大抵はそこまで至ることはないでしょう（至ったならばそれはそれでスゴい）．
仮にそういう思考に囚われたときには、他のブログなどで散々言われているように瞑想やマインドフルネスをやってみることで緩和されることもあります．
また、それをきっかけとして自分の心の弱い部分を見つめることで、本来の自分や持っている問題を見つけ出すきっかけになるかもしれません．
結局オナニーやポルノというものは、今の自分の持っている不安感や不全感を快楽によって一時的に埋める行為なわけですから、禁欲によって自己の根源的な部分を見つめ直さざるを得なくなることは容易に想像できます．
もし、皆さんが上にあげたような不安感を抱いた場合は、ぜひ安易な方へ流れずに自分の心理状態に向き合ってみてください．
もしかすると、金銭や仕事の問題であるかもしれませんし、人間関係やもっと別の部分に問題の本質があるかもしれません．
問題が見つかった時点で解決法は幾つもあるものではありませんから、その解決法の中で自分にベストな選択をすれば、きっと良い方向へ向かうはずです．
そうすれば一般に言われる「禁欲効果」よりも大きく、今の自分に本当に必要な「効果」が得られるように思います．
少し抽象的な話ですが、あまり不安感を抱えずに禁欲をやってみましょうという話でした．
一緒に頑張っていきましょう！！
